生きている時代
46億年前に地球が生まれてから、ずいぶんな年月をかけて人類が誕生した。
人類が誕生したのは500~600万年前
完全な二足歩行を行う原人が現れるのは、200万年前。
あなたが生まれてきた奇跡の確率を求めると
1/1億7500万×1/200=1/1400兆
実に、1400兆分の1という奇跡の確率。
しかし、実際の確率はまだまだ低い。
妊娠したすべての胎児が無事に生まれてくるわけではなく、妊娠してから無事生まれてくる確率は、93.8%となる。
よって、先ほどの確率から更に確率が下がると言うことになる。
驚くほどのこの大地の上に生まれた奇跡の自身。
このような奇跡の結果があなただと言うことを忘れてはならない。
この大地に当たり前のように生まれてきたのではないということ。
1400兆分の1より低い奇跡の確率。
ジャンボ宝くじの1等当選どころの話ではないもの凄い確率。
だからこの星の空間に生まれた以上
知能と感情とこの鎧の体を与えられた以上
この数十年の与えられた命は最後までまっとうしなければならない。
どんなに辛くても
障害が前に立ちふさがっても
絶対に自ら途中下車してはならない。
今がどんなに辛くても
悲しくて涙が止まらなくても
絶望のどん底であっても。
自身がこの世から消え去るほどの価値もない人間社会の仕組みなのだから。
いつか、
時を待てばまた新たに歩き出すことができる。
そういう生き物が人間。
涙で洗い流せるこころを持つ。
悲しみを忘れ先を
想像期待し、歩き出せる強い面も持つ生き物なのだから。
自身を信じて 過去から受け継がれた 血潮の命を信じて歩くのみ。
自身の生きる道は、
自身が立ち止まり
いざ歩き出すとき
必ず目の前の道が現れるもの。
まっすぐな道
左右に分かれしている道
くねくねした曲がりくねった道。
広い道 狭い道 ガタガタの道 上り下がりの道。
どんなに迷っても
目の前のどの道を選んでも自身の足跡の奇跡の道となる。
だから勇気をもって歩き出す。
過去を想い、先を期待し、想像しながら今を生きる。
自身らしさを求めての息旅。
この大地に生まれ
おんぎゃーとどんなに泣き叫んでも
自身の意のままにならないことを理解したあの日、
それから歩き出してからの数十年の暇つぶしの人生。
せっかく奇跡的に生まれたのだから
陰にばかり意識せず
楽しみながら、自身の夢を持って、生きぬいていくこその我が人生。
あっという間だよ この息旅は。
大空、山、海、川、そよ風を感じながら
ふ~っと魂の呼吸をしながら今を生きていく。
誰が何と言おうと
自身らしく らしく らしさを大切に
最後に、
自身の旅が終わろうと
この体が悲鳴をあげ抜けようとした時、
最後の空間が目の前に訪れた時は、
「あ~面白かった」と言って、
この命と
この数十年で集めてきた物を
ゆっくり手を開き手放して
熱く涙を浮かべ想いながら消えていきたいね。
それが我が人として生まれてきた 人生。
運が良かったとか、悪かったとか、勝ち組とか
負け組の人生だったとか
そんなのまったく関係ない。
最後まで、わくわくした、戸惑った
最高の暇つぶしの我が人生に乾杯かと。
この大地の上で生まれてよかったのかと。