恋愛リアリティショー番組『テラスハウス』(「TOKYO 2019-2020」Netflix)に出演中だった女子プロレスラーの木村花さんが亡くなった。
木村花さんは5月23日の午前3時頃、Twitterにリストカットをしたと思われる血塗れの自撮り写真を、次の文章とともに投稿していた。
木村花さんは出演中の『テラスハウス』第38話以降、ネット上で凄まじい誹謗中傷に晒されていた。
番組では
花さんが心を寄せる男性への不満が募り、その人がキッカケでコスチュームがダメになって怒りを爆発させた。
これを見ていた視聴者もガチンコで花さんを攻撃して追い込んでしまったのではないでしょうかという。
匿名のネット掲示板での中傷もあれば、SNSで彼女へ直接罵倒のリプライを投げつけるユーザーもいた。
ネットリンチは1カ月以上続いていた。
彼女は批判でも批評でもなく、まして率直な「意見」ですらないただの悪意を「毎日100件近く」受け止めていたのではないか。
死ね、気持ち悪い、消えろ、今まで ずっと私が1番私に思ってました。
《そうだよね。顔も中身もブスでごめんね。消えれるもんなら早く消えたいよ》
《愛してる、楽しく長生きしてね。ごめんね。》
お母さん産んでくれてありがとう。
愛されたかった人生でした。
側で支えてくれたみんなありがとう。
大好きです。 弱い私でごめんなさい>
その後、当該ツイートは削除されたが、Instagramのストーリーに「さようなら」という言葉をUP。
ネット上には彼女を心配する声が書き込まれていた。
『テラスハウス』というコンテンツの制作にあたっては、悪意に晒される出演者のメンタルケアなどは一切なかったのだろうか。
番組の責任論と共に、ネットリンチ、ネット中傷もまた、問題として浮上してくるでしょう」と。
もしこれが事実がだとしたら酷い社会になったね。
番組側は個人の配慮よりより刺激的な興味本位の番組に力を入れているとしか考えられない。
リアルな生活の場では人は喜怒哀楽は多少は出るもの。
それをなんの配慮も無く面白おかしく伝えれば攻撃の対象となるのは分かっているはず。
今や必要以上に他人を責めたがる輩化した人間が多くなった。
自分は大したことも無いのに神にでもなったかの様に錯覚し人を叩き潰す。
トイレの落書きみたいに自身は名乗らずネットツールを武器にストレス発散。
これもネット社会の弊害かと。
こういう便利な仕組みを作る前に人としての倫理とか運用ルールとか決めずにただ言いたい放題のはけ口発信装置を作ったせい。
今や多くがどこにいて無理やり呼び出され既読せまられで繫がっている時代に入りつつある。
便利なようだけど生きにくい世。
無視できる人間はいいけど
こころやさしい辛い人も大勢いることをみなが共有しなければ。
本当の愚か者になってはいけない人は。
人の尊い部分がまず出なければ。
このような悲劇は消えないよ。
誰が勝ちとか負けとか人の息道には関係ないのに。
みながもがいている世。
自身の一人一人の想い通りの数十年の息旅なのにね。
ふ~っと生き吐き出しながら
この大地の上で。
木村花さんのご冥福をお祈りいたします。